混ぜご飯

未央のこと、アイマスのこと、日々のこと

今年の総選挙曲について

[この記事は、本田未央 Advent Calendar 2019 12月20日参加記事です]

 

12月20日!(白目)

 

ということでいまだ日本コロムビアさんから総選挙CDの公式発表がありません。さすがにこの時期には出てるだろうと思ってたんですが……

まあデレステにステップ!が実装されるときも待たされましたし、待つことに関してはなれている(慣れさせられた)のですが、やはり発表は待ち遠しいものです。

 

さて、今年の総選挙曲はおそらく「夢をのぞいたら」と「Sun!High!Gold!」の2曲ですね。どちらも明るくて、それでいていろいろな思いを抱かせるステキな曲だと思いました。

 

「夢をのぞいたら」について

先月9日、10日にナゴヤドームにてナターリアさんとこずえさんの二人によって初披露されたこの曲、それ以降はデレラジで流れただけですのでまだ聞かれていない方も多いと思います。歌詞の正式発表もありませんし……

さて、そんなまだ謎に包まれているこの曲ですが、とてもシンデレラガールらしい曲だと私は感じました。

「自分らしく、嬉しく、夢をのぞいたら、ちょっぴりみえちゃったの」

という歌詞から始まるこの曲は、優しくて明るいメロディにのせてアイドルたちの喜び、ちょっと浮かれてる気持ち、「誰も欠けちゃだめなのよ」と仲間と一緒に歩んだ、あるいはこれから歩む道のりを大切に思う気持ちを歌っています。

せっかく未央がセンターで歌った曲ですし、また彼女のアドベントカレンダー企画でもありますので未央Pの視点からこの曲を眺めてみたいと思います。

 

歌詞の中には積み重ねてきたもの、仲間とのつながりを感じさせる言葉が多くあります。

「積み重ねてきたものがすこし認められた」

彼女がそのステージに立てるということは彼女がこれまで歩んできた長い道のりを肯定するもので、そのステージに立つことに少し不安や役不足のような感触を抱きつつも嬉しいものだと思います。

「酸いも甘いもしっかりちゃっかり知った気になっていい感じ」

他の子について詳しく述べられるほどではありませんが、未央はこれまでの道のりのなかで不安、挫折、迷い、戸惑いといった「酸っぱさ」がたくさん描かれたアイドルだと思います。アニメでも、デレステでも、デレマスでも、コミカライズでもあの子はそれを味わってきました。(もちろんメタ目線で見ても「酸っぱさ」はあると思いますが、多分どのことを指すかということは人によって違うと思いますので割愛します。)

そしてそれを乗り越えたり受け止めたうえで「甘い」ものもたくさん味わってきました。今回の総選挙もその「甘い」ものですよね。

この語呂のいい歌詞をリズミカルな曲に乗せて軽やかに歌っていますが、バックを知っていれば知っているほどこの歌詞を味わいが深くなるのだと思います。

 

「夢がかなう大げさじゃないみたいね、みんながいるから」

「君も君も君も全部、絶対いなくちゃだめなのよ」

みんながいるから夢がかなうって言ってもおおげさじゃない。未央はいろんな人と仲良くなって、いろんな人を楽しく、笑顔にさせて、友達になって、一緒に大きなことがしたくてアイドルになったんですよね。だからみんながいないと始まらない、みんながいるなら夢を叶えることができると彼女は歌えるわけです。

「しっかり握って(ぎゅっぎゅっ)はぐれないように」

手をつないだら大気圏突入も怖くない、と彼女はミツボシ☆☆★で歌っていました。つないだ手を離さないように、一緒にどこまでもいけるようにという願いがこもっているんだと思います。ちなみにここは未央のソロパートでした。あの子自身がどこまでもいけるように、という願いとあの子がどこまでも手をつないだ子に元気と勇気を与えてあげられるように、というあの子の思いがあふれているんだと思うのは深読みしすぎでしょうか。

「誰も誰も誰も全部決して欠けたらだめなのよ」

そういえば2nd anniversaryアイドルプロデュースで、「私たちは誰が欠けたってだめなんだよ!」といっていましたね。そのセリフがまた巡り巡って歌詞になっていることに感慨深いものを感じます。

「そしたら私はここにいられない」

未央は仲間がいるからこそ輝ける、いろんな人から光をもらってそれを何倍にも、何十倍にもして輝き返すようなアイドルだと私は思っています。ミツボシ☆☆★も、彼女のソロ曲なのに他の子がいなければ歌詞の意味が通りません。そんな仲間と隣り合わせの彼女が、センターに、一番になって輝いてもこの言葉を歌っているのはきっと彼女らしさの極致なんだとおもいます。

 

さて、1番の歌詞はだいたいこのあたりで終わってしまうのですが、何分2番以降はどこにも確認できる材料がありませんので夢のお話はとりあえずここまでということでお願いします。

 

次に「Sun!High!Gold!」のお話をしたいと思います。

Sun!High!Gold!は夢をのぞいたらとはすこし方向性が変わって、タイトルの通り金色にきらきら輝いているような眩しい曲ですね。先月30日からデレステにて開催されたLive Paradeにて初登場、現在もデレステにてプレイできる状態となっています。

 

「太陽が呼んでるよ!君ん家のチャイム鳴らし『いっしょに出かけよう!』金色の季節だ」

未央らしい、誘いだすようなセリフのような歌詞だと思いました。このあとに「Sun!High!」というコールが何回か入ります。総選挙曲でコールってあんまり聞かないですけど、コールアンドレスポンスが好きな未央がセンターだからこういうのもいいよね、と思います。(むしろ夢では……?)

「君に見せたくて、ぜったい見せたくて、お待たせ!咲いたんだひまわりが」

ひまわり、夏の花ですがこの季節に咲いたようです。その花を一緒に見ようと誘ったわけですね。なんとなくですが、このひまわりというのは私たちが普段振ってる、あのオレンジ色のぴかぴか光る棒のことも暗喩してると思うのですが、どうでしょうか。

「思い出に順位はないけれど、この瞬間はやっぱり金色」

思い出はどれもすてきだけど、「今」「この瞬間」が一番楽しいということだと思います。ここは夢見さんが歌っていたんですが、彼女はきっとそのステージをただがむしゃらに、覚えていないほどにありったけをぶつけていたのだと思います。きっと夢見さんにとっても、そして「いつだって、今が一番!」といっていた未央にとってもぴったり当てはまる歌詞だと思います。思い出ではなく、今なんです。

「遅れて咲いた花ほど元気をためている」

冬に咲くヒマワリのように、遅れて咲いた花は元気をためていて、それを発揮する時期を今か今かと待っている。遅れてきた、長い道のりを歩んできたあの子もきっとそうだったのかもしれません。(それが曲の雰囲気になってるのかもしれませんね。)

「バクハツ寸前だよあふれる希望は君の……」

もう待ちきれない、この先の光、希望に向かって走り出したいような気持ちを抑えきれない、という思いでしょうか。

「太陽になりたいよ」

なんとなく、楓さんが笑いそうな歌詞になってますけどデレステのコミュをを読んだらきっと5人が5人なりの「太陽」を思って、それと自分を重ねているんだと思います。(りあむさんも例外ではないと思うのですが、ほかの4人とは少し毛色が違うかも?でも天の岩戸は……)

「笑顔のお返し、君がくれた分それ以上笑っちゃおう!」

これはさっき述べたように、未央の輝き方、未央という「太陽」の在り方だと思います。これは他のアイドルにも当てはまるものだと思いますけどね。

「太陽を浴びながら一面に咲く金色を見ようよいっしょにいつまでも」

この金色はヒマワリだったりUOだったりするかもしれませんが、この楽しい、素敵な「今」をいつまでも感じ続けていきたいということですね。もちろん「今」は「思い出」になりますが、その時にまた新しい「今」を感じていたいですよね。

「さんたんたるさんざんなるざんざん降り越えて」

「さんさんたるさんぜんなるSUNSUN晴れ浴びて」

これがこの曲の歌詞の中で一番のミソだとおもいます。ここまで韻を踏みつつ彼女の気持ちの起伏を、物語を表現できるものなのかと驚き、少し泣きました。

漢字で書くと次のようになります。

惨憺たる散々なるざんざん降り越えて燦燦たる燦然なるSUNSUN晴れ浴びて

いたましい、見るにも耐えない、ひどい土砂降りを越えて、美しく鮮やかに光り輝く太陽の光を浴びて、そしてきっと虹がかかったんだと思います。ずっと言ってるのでくどいと思われるかもしれませんが、未央は酸いも甘いも経験して、壁を乗り越えて強くなってきたのでそれを思いながらこの歌詞を聞くと泣きそうになります。

「君とね過ごしたキンピカのDays」

これは「今」を通して「思い出」を覗いているんだと思います。積み重ねたものが認められて今彼女はあそこに立っているわけですから。

 

さて、こちらもここまでで1番が終わってその後が公開されていないので……楽しみですね!待ってるので早い方がいいです!

 

どちらの曲も「わたしらしさ」というものを前面に押し出していると思います。これは今年のデレステアニバ曲が「True Colors」であることも想起させますね。「わたしらしさ」「虹」「仲間」、どれもシンデレラガールズの重要な側面だと思います。

今年の総選挙曲はどちらも未央にぴったりの曲だと思いましたが、それはきっと「夢をのぞいたら」はシンデレラガールズの「190人以上の大所帯を抱えている」という側面と未央の「仲間を大切にして友だちを増やしていく友情番長」という側面、あるいは「Sun!High!Gold!」はアイドルの「応援されながら見守られて、ステージではみんなを楽しくして笑顔にさせる」という側面と未央の「笑顔や輝きをもらってそれを何倍にもして返す」という側面がかっちりとかみ合ったからだと思います。そういう意味で未央はとてもシンデレラガールズらしいアイドルなんだと思いました。

 

さて、今この時点でCD情報が発表されていないとなると発売はきっと年明けですね。夢をのぞいたらは年始のカーニバルでしょうか?今から楽しみですね。